コンサルしてて思う事
こんにちは、奥村です。
何故か、春になるとやたらとコンサルの依頼が
大量に来てしまいます。
とてもありがたい事なのですが
新規のクライアントさんはお受けできない
状況なので、お断りするのも大変です(汗)
そんな中でも、一応お詫びとして色々とアドバイスは
させて頂くのですが、今月お会いしたほとんど全ての
企業様のホームページに共通した問題がありました。
大きく分けると、問題はこの2点に集約されるのですが
それは何かというと
1)ホームページの目的が明確でない事
2)誘導してから収益化までの設計がキチンとされていない事
ザックリ言うとこんな問題が共通してあります。
HPの目的が明確でないと、せっかく訪れた見込み客も
どうしていいか分からないですよね。
例えば、
・ 来店してもらう事が目的なのか?
・資料請求してもらう事が目的なのか?
・メールアドレスを登録してもらう事が目的なのか?
・購入してもらう事が目的なのか?
そもそも、経営者がHPの目的を明確にしていないと
せっかくアクセスを集めて訪れた見込み客は、
もはやそのHPで一体何をしたらいいのか分からない
のは当たり前ですよね(汗)
なので、まずはどういう目的でHPを作るのかを
明確にする必要があります。
そして、その「目的を達成するだけ」のためにHPを作成するのです。
多くの経営者が犯してしまう間違いのひとつに
「あれもこれも詰めこみたい」というマインドセットがあります。
絶対にダメです。
もうひとつは「老若男女、全ての人に来てもらいたい」という
虚しい願いも絶対にダメです。
ターゲットを必ず明確にする必要があります。
このターゲットを絞り込む作業も、実は非常に大切な事ですが
多くの方が怖くてあまり出来ませんが、
ペルソナを立てるというマーケティングの基本があります。
要は、たった一人の人(実材の人物にします)に向けたメッセージを作って
その人だけに語りかけるHPにするべきなのです。
そうするとどうなるのか?
「あっ、これ私の事だ!私がなんとかしたい問題を話してる!」
と、「その問題を抱える」たくさんの人に刺さるという面白い展開が生まれるのです(笑)
色々な人に向けたメッセージは、結局誰にも刺さりません。
断言します。
多くの人に向けたメッセージは、絶対にたった一人にさえも
何も訴求できないのです。
私たちがリサーチして絞り込む際には
「世田谷区に住む45歳の既婚者で、夫は会社員で年収600万円、子供は4歳と7歳で
定期的に購読している雑誌は◯◯で、専業主婦、目尻のシワが気になりだしている女性」
という位絞りこみます。
現実には、HPをつくる際には更にもっと絞りこみます。
ここまでやって始めて
「あっ、これ私の事だ!私がなんとかしたい問題を話してる!」
となるのですね。
マーケティングを行う上でこのリサーチをして「絞りに絞る」という作業は
実はとても大切な事です。
しかし、ほとんどの人はやりません。
なので、やると必ず効果はテキメンに出ます。
あれもこれも盛り込まないでください。
以前、ある協会のHPの作成をしていて、いい感じにターゲティング出来ていて
かなり良いヒアリングやリサーチも出来ていたのに
「◯◯の女性」だった物が、「全ての女性は」になってしまったので
速攻、辞めさせてもらいました(汗)
それだと、絶対に何の成果も出せないので(涙)
「2)誘導してから収益化までの設計がキチンとされていない事」
に関しては、2泊3日の合宿は最低必要なので
また次回に簡単にお話しします(汗)
実際のマーケティングの世界では「ホームページ」という概念は
なくなりました。
現実には、「ランディングページ(LP)」という1ページの中に
ひとつのメッセージを訴求するタイプになっています。
「1LP、1メッセージ」が大前提になっているのです。
商品やサービスが沢山あるのなら、その商品・サービス毎に
LPを作っていきます。
もっというと、ひとつの商品でもターゲットが分かれる際には
そのターゲット毎にLPを作ります。
それだけやらないと絶対にダメです!
あなたのHPはキチンと特定の人に訴求出来ていますか?
奥村